サッポロビール券
1.全体の外観
 1)表面
真正券
(表面)
 真正券の主な偽造対策としてはホログラムシール、微細文字、マイクロドットなどが施されている。紙厚は0.12_。
 
 偽造券においてもこれらの偽造対策は基本的に模倣されており、その出来映えは良好である。
 ただしホログラムの立体偏光は再現されていないものの、誤認をさそうには十分な出来映えと言える。外観的には真正券と区別がつかない。紙厚も0.12_で同じである。
偽造券×
(表面)
 2)裏面 真正券
(裏面)
 偽造券の場合、裏面の印刷は手抜きが見られることが多い。本偽造券では文字の字体、サイズ、濃度などについて真正券との差異が見受けられる。
 裏面には左上から2行目に「お客様へ」の文言が印刷されている。真正券では現代字体の「様」であるが、偽造券では旧字体の「樣」が使用されている。
 また、プリントされている酒屋さんは実在することが確認されており、偽造企画としての周到さが見受けられる。
偽造券×
(裏面)

次頁へ